NicoNico Blog

Journaling for myselfです。

ワクワクする自分の三つのパラメーター

最近ずっと思っていることですが、勉強にしても仕事にしても遊びにしても常にワクワクできることをしていたいっていう思いがあります。

 

こんなエピソードがあります。

 

 

現在通っている大学で経済学のものすごく素晴らしい教授がいるんですが、その雰囲気も語り口調もソフトで話を聞いてもらったり、講義を聞いていると、眠たくなるような、包み込まれるような先生なんですね。

 

怒ったことを大学4年間で一度も見たことがない、生き仏のような先生です。

 

そんな先生が、僕の知り合いの一個上の先輩を怒ったことがあるそうなんです。

おそらく将来のキャリアのことで相談していたそうなのですが、その先輩が先生の出すあらゆる案に「いやぁー、どうですかねぇー」って返し続けたそうなんです。

 

するとその先生が、いきなり机をボンッッッッ!!って叩いて

「ワクワクするかどうかって聞いてんだよぉ!!!」

ってかなり大きいボリュームで言ったそうなんです。笑

 

おそらくその先生を知らない読者の皆さんからすればあまり伝わらないかもしれないんですが、その言い方と声のボリュームと机を叩くのと、言葉のチョイスと全く怒らない気質などあらゆる要素が確率的にレアすぎて、その先生を知る生徒の一部の間では爆笑ネタで伝説となっています。

 

常に俯瞰して考え、すごく理性的でいつも落ち着いているように見える先生でも、物事のきっかけはワクワクを基準に考えるんだなぁって、当たり前の事ですが、僕にとっては新鮮な発見でした。

 

単純に人に何かをさせられている状態と自分から望んでそれをしたいっていう状態では気持ちの軽さや時間の流れる早さ、幸福感が全く違いますからね。

 

シンプルに受け身ではなく主体的に

 

その際のパラメーターとなるのがワクワク感です。

 

人って多分理性で何が楽しいかを考えるより、直感と体感で何が楽しいかを感じる方がより正確だと思うんです、意外と。

 

そういう意味では常にワクワクしていたいなって思うのですが、ワクワクするとはどういうことか最近ぼーっとした時に考えるトピックでした。

 

ワクワクするには自分のことを顧みればわかるんじゃないかってことで、少しばかり自分の話をさせてください。笑

ってことで最初に僕の性格を考えると、3つくらい大きな特徴があります。

 

まず一つ目は、正義感がある?ってことですかね。

 

例えば僕はゲームオブスローンズの大ファンなんですが、一番好きな男性キャラクターはJon Snowなんですね。(女性はいうまでもなくAryaです)。

父親のエダード・スターク譲りの正義感と優しさのあるJon Snowですが、そんな彼を見ていると僕も正義感と優しさは常に持ち続けていたいなぁなんて思ってしまいます。

そんな彼を好きになったのも、運命に翻弄されながらも強い正義感と優しさを持ち続けていたからで、それが元に強い絆で結ばれた仲間や信頼を獲得していきます。

ゲームオブスローンズファンにしかこれは伝わらないと思うので、別の話に移しますね。笑

 

9月上旬に観光で10日間ほどイランに滞在したんですが、

そこで出会った友達の話を聞いていくと、やっぱり政教一致表現の自由や、信教の自由がなく、また国際的にも経済制裁の影響で通過が大暴落し経済がダメージを受けていて、失業率が高く物理的にも精神的にも非常に苦しい状況なんですね。

 

'Only way to express yourself is to get out of this country'って言われた時はとても胸に刺さり、その言葉は端的に国内情勢を表していると思います。

 

制度や国家の意思決定が人を苦しませて、将来に活路や希望を見出せない人々が大勢いる状況をまざまざと見て胸が痛くなりました。

 

マイナスイメージが先行しましたが、そうはいってもイランはペルシア建築や芸術、またペルシア帝国の歴史などからもわかるようにとても芸術的で、また国民性にしてもおそらく世界一観光客に優しく明るく陽気でとても魅力的で大好きな国です。

中東といえば砂漠のイメージがありますが、北部はカスピ海や山脈があり緑も多く四季がある国なんですよ。

テロ支援国家核兵器を製造しているなど、対外的に作り上げられるイメージとは正反対でイランの人はとてもハートフルで人間的な魅力のある方達ばかりでした。

 

やはりそういう意味でもイラン政権・政府や、国家制度、国際情勢の中で各国が下す意思決定によって目の前の1人が影響を受け苦しんでいる姿は正義とは言えません。

政治家の人たちは彼らの意思決定が影響する”1人”の顔をイメージして物事を決めているのか、はたまたシミュレーションゲームのように論理と利得を元に淡々とゲームを展開しているのか、みたいなことを考えてしまいます。笑

 

また、今週イランの南西部のアフワズ市の軍事パレード中にはテロ襲撃があり、民間のジャーナリストや子ども、女性などを含む29人もの人が亡くなりました。。。

改めて亡くなられた方の御冥福をお祈りします。

 

 

 

少し重たい話になってきましたが、こういう事件や社会情勢を見ると、なぜこのようなことが起こってしまっているのか、自分はどうするべきなのか、どうすれば現状を打開しより良い世界にしていけるのか、無力ですが考えられずにはいられません。

 

賢くても正義感がなくては、人を誤った道に導きかねないし、正義感だけでも不十分です。

ただ、苦しんでいる人がいれば彼らに想いを馳せ、苦しみや悲しみを生み出す仕組み、制度、状況を少しでも改善できるように力をつけたいと強く思っています。

 

一個だけで少し長くなりましたが、二つ目は端的に行きます。

正義感に関連しています。

 

Jon Snowの話でも少し触れましたが、優しさですね。

僕自身、理性的というよりかは情緒的で感情的な人間、かつ人の反応にも結構敏感で、繊細な面があると思っています。

だからこそ、自分の弱さを自覚しますし、同じ弱い立場の人に共感できると勝手ながらにそう思っております。

たとえ強い立場になったとしても(立場なんて相対的なものですが)、優しさと自分の中にある弱さは大切にしていきたいですね。

 

ラストは、自分の中にある要素ではないんですけど、(性格とか特徴じゃないじゃないかってツッコミは却下します)、志を共にする仲間が欲しいってことですかね。

やはり、自分1人の時間も大切ですが(一人の時間はかなり好きです)、1人でい続けるのにも限界があります。共に何かに向かって走る、強い何かに突き動かされる、その何かを共有する仲間と共に動き続けたいなんて思ったりします。

 

この正義感、優しさ、仲間、これを軸に何かする時はワクワクしますし、その先にあるものに向かって強く走り出す原動力になりうるのではないかと思います。

 

現在僕は今何かとトレンドの機械学習を勉強していますが、将来的にはデータサイエンティストとして、データを元に客観的に物事の本質を捉え、客観的に意思決定できるように頑張っていきたいです。

レコメンドシステムや異常検知、クラスタリングや需要予測など、今は商用としての機械学習の利用が進んでいますが、パブリックセクターでのデータ利活用こそ今後大事になってくるんではないだろうかと漠然と感じています。

保健衛生、貧困、教育など物事の原因を突き止め、どのように政策に落とし込んで解決していくか必ずデータの力が必要ですからね。

 

これからどんな道を歩んでいくのかはわかりません。だけど自分の持つ特徴を大切にして、毎日毎日自分の歩みを進めていきたいです。

 

本当の意味での最上級のワクワクを追い求めて、今できるワクワクを毎日探し求めていきたいと思います。